週刊ドラフト会議 '16
上位指名候補の顔ぶれ
( 10/ 9 更新)
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例年以上に慎重な駆け引きが
( 10/ 2 更新) ドラフト会議が開催される10月20日が近づいてきました。 メディアの指名予想も現実的な候補者に収束されてきましたので、各球団の動向をまとめてみます。 今年のドラフト会議の上位指名候補は投手のみであり、野手に有力選手が見当たりません。 各球団は大学生・社会人の即戦力か、高校生の将来性か、厳しい選択を迫られています。
即戦力指名と噂されているのは6球団。 阪神は田中正義投手(創価大)から、最終学年で評価がうなぎ上りとなっている佐々木千隼投手(桜美林大)に指名を変更したようです。 但し、メディアにより田中投手と佐々木投手の指名予想が分かれていますので、ドラフト会議当日まで不透明な状態が続くかもしれません。 お家騒動が続く中日は柳裕也投手(明治大)が本命視されています。 しかし、落合博満GMの柳投手指名方針に対し、スカウト陣が高校生指名を主張し、もはや恒例となったGMと現場のバトルが繰り広げられているとの報道もありますので、こちらも当日まで二転三転する可能性があります。 日本ハムと楽天は田中正義投手(創価大)指名が確実とみられています。 広島は社会人の山岡泰輔投手(東京ガス)と大学生投手に候補者を絞り込んだ様子。
将来性を買った高校生指名と噂されるのは2球団。
残りの4球団は、高校生と大学生が一位指名候補に残っているとされます。
今年は有望な投手が揃っていますが、指名が重複してくじ引きを外してしまうと評価が数段落ちる選手を指名することになります。 各球団が恐れるのは、有望投手の交渉権を得られない少数派球団となってしまうこと。
今年は田中正義投手に指名が集中すると誰もが考える無風のドラフト会議になると思われていましたが、大学生と高校生に有力選手がちらばる展開となりました。 有力選手は投手のみであり、評価基準は即戦力か否か、プロでの活躍期待度の2点のみ。 スカウトの眼力と球団の編成方針が問われます。 更に有力投手の人数は10人に少し欠けるという微妙なものであり、ひとつ下のランクの選手との能力差は開きがありそうです。
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序盤の指名動向
( 9/11 更新)
今年のドラフト会議の目玉が田中正義投手(創価大)であることは衆目の一致するところで、完成度が高く、1年目から二桁勝利も期待できる即戦力投手と評価されています。 しかし先週も触れた通り、夏の甲子園大会で今井達也投手(作新学院)が注目を集めたことにより、4名の高校生投手がクロースアップされ、彼らを指名する選択肢が採りやすくなりました。 これで球団の選択の幅が広がり、ドラフト会議の展開を予想する楽しみが増しました。
現時点で取り沙汰されている指名動向をまとめてみます。
競合を避けることを基本としている広島は山岡泰輔投手(東京ガス)をマークしているといわれています。 各球団ともに、FA戦線や他球団の指名動向を量りながら来季の編成を進めていく時期であり、上に挙げた予想はこれから二転三転していくことになりそうです。
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上位指名候補の顔ぶれ
( 9/ 4 更新)
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抽選結果が天国と地獄を仕分けるドラフト会議に
( 9/ 4 更新)
1年以上前から今年のドラフト会議は田中正義投手(創価大)の評価が圧倒的に高く、12球団競合の可能性が取り沙汰されるまでにヒートアップしました。
しかし メディアの注目が増す中、4月のリーグ戦で爪が割れたことを理由に途中降板しました。
そんな中、ドラフト会議への興味を引き立てる舞台ともなる夏の甲子園大会が開幕。 甲子園大会の終幕を待つように田中正義投手がオープン戦に登板して重傷説を一蹴するピッチングを披露、9月3日には打ち込まれながらも153kmをマークして再びドラフト会議の目玉として復活しました。
他には佐々木千隼投手(桜美林大)、柳裕也投手(明治大)、山岡泰輔投手(東京ガス)などが注目されています。 今年は野手の上位候補が極めて少なく、少数の投手に指名が集中することが予想されます。
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