FA資格と契約制限とは?
更新日: 20/ 7/11
1993-97 | 1998-02 | 2003-04 | 2005-07 | 2008- | 備 考 | ||
国内FA資格 | 逆指名入団選手 | 10シーズン | 9シーズン | ||||
大学生・社会人選手 | 10シーズン | 9シーズン | 7シーズン*1 | *1 2007年以降のドラフト入団選手が対象 | |||
それ以外の選手 | 10シーズン | 9シーズン | 8シーズン*1 | ||||
全選手 | 8シーズン*2 | *2 2006年以前のドラフトで入団選手が対象 | |||||
海外FA資格 | 全選手 | 9シーズン | |||||
FA資格再取得 | 3シーズン | 4シーズン | |||||
1シーズンの数え方 | 登録150日以上 | 登録145日以上 | 2007年より故障者選手特例措置制度を導入 |
フリー・エージェント資格と同宣言者に対する契約制限は以下の通り。 1.FA資格取得の条件 出場選手登録日数が以下の条件を満たした選手 (1)国内FA資格 (a)2007年度以降のドラフト会議で入団した大学生・社会人選手 → 7シーズン (b)それ以外の選手 → 8シーズン (2)海外FA資格 → 9シーズン (3)FA資格再取得(海外・国内の別なし) → 4シーズン ※97年以前は、初回取得が一律10シーズン、再取得は3シーズン ※98〜02年は、逆指名入団した選手が10シーズン、それ以外の選手が9シーズン、 再取得は一律3シーズン ※03〜07年は、初回取得が一律9シーズン、再取得は4シーズン(海外・国内の別なし) ※制度変更に伴う移行措置として、97年には94年に宣言した選手が、00年には 97年以前に初回宣言した選手が、それぞれ3シーズンで再取得できる 2.資格取得規定のシーズンの定義 (1)一年間の出場選手登録が145日以上の場合は、その年を1シーズンと数える (145日を超過した日数は切捨てる) (2)一年間の出場選手登録が145日に満たない場合は、同様の年の登録日数を合算し、 145日ごとに1シーズンと数える (3)故障者特例措置 前年度に出場登録日数145日を満たした選手が、2月1日から11月30日までの期間に 発生したグラウンド上での故障・けが により、登録日数が145日に満たなかった場合、 登録抹消となった日から2軍公式戦に出場した日まで、最大で60日までを特例加算する (4)投手の登録日数加算に関する特例措置 先発ローテーション投手と球団が判断した投手が、開幕日から7日以内に出場選手登録 された場合は、開幕日から登録されたとして特例加算する 先発ローテーション投手と球団が判断した投手が、オールスターゲーム第1戦予定日の 7日前以降に登録抹消され、かつオールスターゲーム最終戦後7日以内に再登録された 場合は、抹消された日から再登録前日までを特例加算する ※04年以前は、150日を1シーズンの基準としていた 3.FA宣言選手の格付け 08年度より、選手の年俸によるランク付けを実施 (1)Aランク → 所属球団の日本人選手の年俸 上位3位まで (2)Bランク → 所属球団の日本人選手の年俸 上位4〜10位まで (3)Cランク → 所属球団の日本人選手の年俸 上位11位以降 ※この項の日本人選手に、FA権取得に伴い外国人登録を免除された外国人選手は含まれない 4.FA宣言選手の契約条件 (1)年俸は、移籍・残留ともに現状維持を上限とする (2)契約金は、残留の場合は上限なし、移籍の場合は年俸の50%を上限とする 5.FA宣言選手の獲得制限 他球団選手の獲得は1シーズン2名を上限とする (但し、08年度よりCランク選手は制限の対象外) ※FA宣言を行った選手が、(1)21名以上の場合は3名、(2)31名以上の場合は4名、 (3)41名以上の場合は5名まで獲得可能 6.FA移籍に伴う補償 移籍元球団が補償方法を選択し、移籍先球団に要求できる (1)Aランク選手 (a)人的補償ありの場合 移籍先球団のプロテクト指定選手(支配下選手から28人および外国人登録選手) 以外の選手1名、および移籍選手の年俸の0.5倍の金銭 (b)人的補償なしの場合 移籍選手の年俸の0.8倍の金銭 (2)Bランク選手 (a)人的補償ありの場合 移籍先球団のプロテクト指定選手(支配下選手から28人および外国人登録選手) 以外の選手1名、および移籍選手の年俸の0.4倍の金銭 (b)人的補償なしの場合 移籍選手の年俸の0.6倍の金銭 (3)Cランク選手 人的・金銭ともに補償不要 ※07年以前は、 (1)人的補償ありの場合 移籍先球団のプロテクト指定選手(支配下選手から28人および外国人登録選手) 以外の選手1名、および移籍選手の年俸の0.8倍の金銭 (2)人的補償なしの場合 移籍選手の年俸の1.2倍の金銭 但し、FA宣言回数が2回目以降の選手の場合は金銭補償の乗率は上記の半分 (人的補償ありの場合は0.4倍、人的補償なしの場合は0.6倍) |