フットボール トピックス '96


法政と日大、関東決勝へ !!

11月23日(土) 関東学生準決勝

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
日本大学フェニックス 21 35
東京大学ウォリアーズ 10 13

注目の第1試合は日大が東大を下した。点差こそ開いたものの、東大のランとパスは日大ディフェンスを 苦しめ続けたが、3Q途中でエースRB本蔵(東大3年)が負傷退場したことが試合を決定付けた。
王者復活に賭ける日大はQB高橋(4年)のパス・コントロールに難があったものの、ゴール前の2nd、3rd エフォートに各選手が凄まじい執念を見せつけた。
東大は戦力がピークを迎える来シーズンに、遥かなる甲子園への夢を賭ける。

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
法政大学トマホークス 28
専修大学グリーンマシーン

第2試合は今シーズンのベスト・ゲーム。法政は前半終了1秒前からの4thダウン・ギャンブルを40yrdの 独走TDに結びつけたが、このプレーがなければ試合の行方は判らなかった。
専修のディフェンスが、法政の爆発的なオフェンスを最後までコントロールし続け、守備チーム主導の息詰 まる試合展開となった。
試合を分けた、専修の前半最後のタイムアウトは賛否両論があるが、決して間違った選択ではなかった。
#結果は最悪だったが...


関西、3強プレーオフへ !!

全勝の立命が1敗の京大に敗れ、関学が同志社に勝った為、3校が1敗で同点優勝となり史上初の三つ巴 によるプレーオフが実施される。
プレーオフはトーナメント方式を採り、1回戦は関学vs立命、その勝者と京大が甲子園ボウル出場を賭けて激突する。
組み合わせにより京大有利の声が圧倒的だが、優位といわれたチームが負けるのが「関西の伝統」であり、 どこが勝ち残るのか予断を許さないものがある。


関西プレーオフ1回戦、立命が制す !!

11月30日(土) 甲子園ボウル出場決定戦

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関西学院大学ファイターズ
立命館大学パンサーズ 10 17

注目の関西 三つ巴プレーオフの1回戦は、エース東野を欠く立命が控えQB大橋の活躍により関学に快勝、 甲子園ボウル出場を賭け、京大と対決することとなった。
「甲子園ボウルなんてどうでもいい。もう一度 関学と戦うために全力を尽くす」と宣言し、リーグ最終戦 で立命を破った京大と、雪辱を期して復帰する東野との対決に興味が集まる。
能力の立命か、パワーの京大か?


法政、甲子園ボウルへ !!

12月 1日(日) 関東学生決勝

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
日本大学フェニックス 21
法政大学トマホークス 13 26

法政のスピード溢れるオプション攻撃に、日大ディフェンス陣が挑みかかった。
前半こそ法政オフェンスにボール・コントロールを許したが、後半に入ってダイブ・プレーだけでなく、 オープンへの展開も封じ、ディフェンス・チームは日大ショットガンに奮起を促し続けた。
今期、不安定感の拭えなかった日大QB高橋は、このゲームでも好不調の波が激しく、要所でインター セプトを喫しただけでなく、稚拙なプレー・コールにより勝機を逸した。

オプションを封じられた後半、法政は手も足も出ない状態となり、日大の自滅によって何とか勝ちを拾う ことが出来た。


NECファルコンズ 解散

レナウン独走の実業団リーグに旋風を巻き起こし、89年にリーグ優勝を果たしたNECファルコンズが、 チームを解散することとなった。
専任監督の起用や豊富な練習量など、常に話題の中心となっていたチームだったが、日本電気本体ではなく 系列会社のクラブということで、バブル期のフットボール選手の採用合戦で遅れをとり、入替え戦出場など ジリ貧状態となっており、会社の業績不振からチーム解散に結びついた模様。


立命・東野 散る!

12月 7日(土) 甲子園ボウル出場決定戦

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
立命館大学パンサーズ
京都大学ギャングスターズ 10 24

リーグ戦大敗の雪辱を期して、立命が京大に挑んだ。
エース東野の肩痛、控え大橋の腱鞘炎と2枚のQBが負傷し、パス・アタックに迫力を欠く立命は、 京大の強力ディフェンスの前に力尽きた。 これで甲子園ボウルは2年連続 京大−法政 の対決となる。

日本フットボール界の宝といわれる東野は昨年に続いて、甲子園の一歩手前で涙を飲む結果となった。


リクルート、歓喜の初優勝!

12月11日(水) 東京スーパーボウル

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
オンワード オークス 10
リクルート シーガルズ 14 13 30

ディフェンディング・チャンプの松下電工を破り勢いに乗るリクルートが、 文字通りオンワードを一蹴した。
オンワードの守備は、中野のラン、松本から河本・安部・大久保へのパスを止めることが出来ず、 ワンサイド・ゲームとなってしまった。

リクルートは、今年よりスタートしたXリーグの初代王者として、日本一の座を賭けライスボウルで 学生王者と対戦する。


ギャングスターズ、2連覇!

12月15日(日) 甲子園ボウル(東西大学王座決定戦)

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
京都大学ギャングスターズ 21 28
法政大学トマホークス 14 21

法政は3年連続の甲子園ボウル敗退となったわけだが、強引なプレーコールが目に付いた。
相変わらずスペシャル・プレーの好きなチームだが、大試合で成功したことがあるのか? フットボールというのは確率のスポーツだと思うのだが...


12月14-15日 関東大学プレーオフ

上智 一部復帰! 古豪 早稲田 降格

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早稲田大学ビッグベアーズ 28
上智大学ゴールデンイーグルス 14 35

筑波、快勝で残留を決める

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
筑波大学エクスキャリバーズ 20
創価大学ブルーライオンズ

城西、5年前の雪辱ならず

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
立教大学ラッシャーズ 19 33
城西大学ベアーズ

少数精鋭対決 桜美林が制し、一部カムバック!

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
明治学院大学セインツ 20
桜美林大学スリーネイルズクラウンズ 14 14 16 51

関東U部−エリアT部 入替え戦
埼玉大学プリムローズ 13−39 国士館大学ライナセロス 国士館がU部に昇格
防衛大学校カデット  7−10 成蹊大学ゼルコバーズ 成蹊大がU部に昇格
千葉大学ポセイドン 10−21 青山学院大学ライトニング 青学大がU部に昇格
大東文化大学ワイルドボアーズ 13−31 流通経済大学ストレイドッグス 流経大がU部に昇格
関東エリアT部−エリアU部 入替え戦
明星大学シルバーナイツ 13−39 宇都宮大学ブルファイターズ 宇都宮大がエリアT部に昇格
横浜市立大学ファイティングシーガルズ 46− 2 杏林大学キャバリアーズ 横浜市大がエリアT部残留
和光大学レベルズ  0−31 東京外語大学ファントムズ 東京外大がエリアT部に昇格
白鴎大学ラスカルズ  0−38 新潟大学タイガーズ 新潟大がエリアT部に昇格


リクルート 日本一に!

1月3日(金) ライスボウル(日本選手権)

チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
リクルート シーガルズ 13 19
京都大学ギャングスターズ 16

全日本2連覇を狙う京大と初出場のリクルートが対決した。注目はリクルートのオフェンスが京大自慢の強力 ディフェンスに通じるか否かという点。
前半、タックルミスが目立った京大守備陣を尻目に、中野のランと松本のパスがリズム良く決まり3TDを連取した。
後半に入って、ようやくアジャストした京大ディフェンスがリクルート・オフェンスを封じ込むが、京大オフェンスが 得点のチャンスを連続して逃し、勝機を逸した。

残り時間0秒からのTDパスが、京大側スタンドの溜飲を上げた。最後のTFPのキャンセルは (試合結果に影響がないとはいえ)疑問が残った。


更新日 : 97/ 1/ 5

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